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== 梅染街 ==

飛べない桃色ロップ〈2〉(楔波×和磨×紫亜)

*性描写(♂×♂)
翌日の初詣、縁結びのお守り買ってそうです和磨。今度こそ終わり。
それにしても一人称のエロってかなり書きにくかったです…
だもんで、なるべく三人称書きに纏めました。
もっと描写濃ゆくしたかったものの!
ウサギプレイは、揺れる耳とリード付けるのが萌えどころではないかと(笑)。


結局、今日も半分以上ベッドで過ごして夜が巡る。
変わらず耳と尻尾を生やしたまま。

籠の中みたいな部屋に閉じ篭もって、食べて眠って遊ばれて。
少しだけ散歩に連れ出されても、御主人様と一緒。
本当にウサギと何も変わらない気がする。

ペット?縫いぐるみ?
そんなのどっちだって良いよ、もう。

でも二人以外に此の格好を晒すのは耐え難い。
ただ着るだけで、充分すぎるくらい恥ずかしいのに……
昼間お邪魔した時、夢露さんには勿論からかわれた。
あ、いや……、もう止めとこ。

住居が変わってから逆らえない相手が増えてしまった。
此の部屋を借りてくれてるのは実質的に夢露さんだから恩あるし。
前から敵わない人だったけど、今は絶対的に。

「あ……ッうぅ……」

余計な考えを振り払おうとして、僕は溺れる。
もっともっと強い羞恥に。
膝を着く四つん這いで、恐る恐る腰を突き出す。
金色の眼に命じられる通り。


ショート丈のサロペットは捲るだけで秘部に届く。
下着ごとずらされ、背後から深く突き刺された獣の体勢。

布に押し込められたままで、僕の方は苦しくて堪らないのに。
行き場の無い熱が形を持って脈動している。
声に涙が混じる理由は……、もう一つあるけど。

「ふぇ……っ楔波、も、外してぇ……、痛……ッああぁ!」

今、僕が身に付けているのはウサギの衣装だけじゃない。
甘ったるいピンク一色の中、腰に不似合いな無骨さの革ベルト。
絡むどころか食い込みそうなくらい強く。
此れも紫亜君の悪ふざけ。

ウサギは首輪も鎖も御法度。
犬と違って、手綱を締めるには腰に紐を繋ぐ。
飼い主から離れたりしない為に。

腰周りから余ったベルトの先は、支配する楔波に握られたまま。
時折に無理やり引かれて、背中側の留め金が軋む。


「パタパタ、羽みたいさね。」

律動で上下に揺れるウサギの耳。
艶めく赤い爪で捕まえて、紫亜君が愉しげに笑う。
もう片手の所在は探すまでも無かった。

「ッひぁ……!」

俄かに、反り立つ部分に冷たい指が絡み付く。
いつの間に侵入したのか布の奥。

残酷なくらい優しく、あやすような動作。
貫かれたまま強張りを撫で擦られ、快楽が混じり合う。
奥歯を噛んでも無駄な事。
間も無く、背を反らせて吐き出した。

遊びの時間はまだまだ終わらない、こんな程度では。



二人分の快楽を受け止めた身体は意識も霞む。
夢現でお風呂を済ませて薄着一枚、ベッドに倒れ込んだ。
泡を洗い流した肌に滑るシーツが心地良い。
髪が乱れないのは、まだ桃色の中に収まっているから。

汗と蜜で濡れて洗濯機行きのサロペット。
それでも、フードケープだけは脱ぐ事を許されない。
未だにウサギの耳が生えたまま。


「和磨……、暖めてくれるさね?」

自分専用の寝床が無い僕は、毎晩場所を借りないと眠れない。
横向きに寝そべった背中側。
ベッドの主が寄り添って、腰に細い腕を巻き付ける。
外された手綱代わりに捕獲された気分。

「……こっち来い、寒い。」

一方、楔波は自分の寝床があるのに戻らない。
正面から抱き締められて頬が熱くなる。
胸に顔を埋めても聴こえる心音は平静。
遊び疲れた後だろうに、何事も無かったかのように。


縫いぐるみが無いと眠れない、小さな子供みたい。
二人して暖を求めているだけでも。

飾られるだけの縫いぐるみなら、ずっと綺麗で居られたろう。
汚れも綻びも知らずに。
だけど、気紛れ次第で弄ばれる日常が何より甘く感じる。
どれだけ無茶に扱っても、手放す気配が無いまま。

「何や、一人で笑って。」
「ん……ちょっと、ね。」

飽き性だとか言ってたくせに、手の届く距離で時が過ぎた。
傍に置いてくれる事が嬉しい。
もう此の際、どんな形でも良いと思う。
少しでも僕を必要としてくれるなら、求められる以上で返すよ。


「和磨……明日な、今年も初詣行ってみるか?」
「えっ?う、うん……そろそろ外出たいかも。」
「決まりさね、それじゃオヤスミ。」



穴で暮らすウサギは単独行動の生き物。
寂しがり屋だなんて、ただの迷信。

でも、居心地の良い塒なら捨ててしまった。
地面から遠く、帰る場所が此処になって何処へも行けない。
もう独りきりでは、居られない。

二人にとっての家になれるかな、僕も。


*end

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