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== 梅染街 ==

白桃の瓶が開かない〈5〉(楔波×和磨×紫亜)

*性描写(♂×♂)
もう一回続く予定でしたが、纏めに入りましてラストです。
裸エプロンは手元に資料が無かったもんで、あちこちヒント貰いながらの執筆でした。
でも和君のと被らないように、と心掛けまして。
とりあえず「視姦だけでお預け・自分で前捲って見せる・背中攻める」は書かねばと…
今回で色々と新天地が開けました(笑)。
エロ度高くなっても、締めは楔波君にきゅーんとする和磨で!


糸を引いて双子が離れた後も、まだ和磨は動けない。
床に伏せたまま腰を突き出す格好。
尚も呼吸が落ち着かないのは、紫亜の所為。
熱を吐き出した後も、背中に残るジャムを綺麗に舐め取っている。

「ほら……、そろそろ楔波も食べてあげなきゃ。」

舌舐め擦りの気配と濡れた声。
見上げれば、変わらない視線で刺し続ける楔波。


手が伸ばされたのは、促されての事に過ぎないかもしれない。
今までのように髪を掴むのではなく。
指一本すら重い和磨を軽々と抱き起こして、向かい合わせで膝の上。

「……イイ顔しとるな、和磨。」

不敵な笑みの口許に名を呼ばれた。
戸惑う間も無く唇を啄ばまれ、胸に甘い感覚が弾ける。

膝に載せられたまま開かれる、ソックスの両脚。
下腹部で粘着く水音。
滑る蜜を纏って突き立てられる衝撃。

一息で根元まで沈み込み、啼き声は高く。



「楔波、まだ俺も愉しみたいんだけど……良いさね?」
「……ああ。」
「な……なぁに……、うぁッ?!」

呆けた口調で訊ねるまでもなかった。
半身同士で交わされた言葉の意味は、次の行動に。

前後が反転する視界。

床に胡座を掻く楔波の上、堅い胸に背を預ける形。
先程まで声だけだった紫亜が目の前で微笑む。

此の体勢だと和磨の格好がよく見える。
どんなに乱れても、多少緩む程度で剥がれない桃色のエプロン。
反り立つ劣情で、短めの前垂れの布が押し上がっている。
漆黒の花模様に混じり、飛び散った白濁の花弁。

今度は紫亜の手で捲られて守りを失う。
震える膝を固定され、熱くなった場所に注がれる視線。


脳裏に重なるのは搾り器の上のレモン。
無慈悲に突き立て、柔らかな部分を磨り潰すような動き。
強く捻られる度に溢れる蜜。
ただ、レモンと違って匂いは狂おしく甘い。
其れはジャムの所為だけでなく。


零れた蜜は、顔を埋めた紫亜が舌先で掬い上げる。
そうして歯を立てずに喰い付いた。

果実のような柔らかい双丘の上、蝶々が淫らに舞う。
羽を摘む楔波の手は戯れ。
捻り散らすなど、造作も無い事だろうに。

「今度はちゃんと啼けや?」




汚れたエプロンを脱ぎ捨てたのは、昼過ぎの事。
浴室の小窓、切り取られた青空。
呆けた眼で眺めながら和磨はシャワーを浴びていた。
床に座り込んだ肌に、湯の雨。

ジャムまで塗られて、蜜に溺れきった後の身体。
腰から下など溶けてしまったかのようだ。


「……ちょぉ、ええか。」

立ち込めた霧を、冷たい空気切り裂く。
和磨が肩を跳ねて振り向けば、開いた扉には楔波。

胸元の肌蹴た格好はいつもの事。
乱れた匂いを纏っていようと、視線も口調も飽くまで平静。
吐き出しただけの男達は覚めるのが早い。

「昼飯、作れるか?」
「む、無理……そんな余力残ってないよ……」
「……やろうな。今デリバリー頼むとこやけど、お前は?」
「ん……何でも良いよ、任せる……」

今朝齧っただけのパンなど腹の足しにもならない。
舌は甘味や苦味に疲れたものの。
こんな時間となれば、空っぽの胃が今にも鳴きそうだった。

けれど、まだ何かあるのだろうか。
用件はなら済んだ筈だろうに楔波は扉を閉めない。
和磨の染まった肌をただ見ているだけ。
此方には、居心地悪げに身を捩る事しか出来ないのに。


無言の浴室に降り注ぐシャワーが騒がしい。
楔波が腰を屈めたのは、不意。
濡れて張り付く金茶の髪を摘み、和磨の首筋を舐め上げた。

「えっ……ぁ、ジャム、残ってた……?」
「……さぁな。」

口許を緩めたのを目にした直後、扉を閉めて出て行ってしまう。

返事が肯定なら良かったのに。
策も意味も無い癖に、そう云う事ばかりするから困る。
頬が熱くて、残された和磨は膝に顔を埋めた。


胸の中、また甘い果実が一つ弾けた。



幾度でも強く搾ろうとも、其れは尽きない蜜。
残骸に成り果てる事も飽きる事もなく。
切ない苦さも混じっているのに、味わうたびに恋を思い知る。

幾度でも実って、色付いて、熟れた匂い。
こんな僕に、君は「甘ったるい」って呟いて牙を立てる。


*end

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