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== 梅染街 ==

マシュマロは吸血鬼の贄(楔波×和磨×紫亜)

*性描写(♂×♂)
風呂ネタは版権でも創作でも何度か書いたけど、意外とRは初めて。
私の中で「ライトにイチャイチャする場所」てイメージが強かったもんで。

長くなったから2つに分けた方が良かったかも。
前回の微エロ止まりじゃ物足りず、ハロウィン企画3本目です。
首じゃ芸が無い気がするし、紫亜君ならもっとエロいところ噛むかなと(笑)。
見えない部分の方が秘密っぽくて良いと思うのですよ…!

と云う訳で、今年のハロウィン企画はこれにてラストです。
キャラさん拝借&お付き合いいただきまして桜桃さんありがとうでした!


「Trick or treat……」

ただでさえ魔力を持つように強い、冴えた金色の瞳。
二対に挟まれるといつも逆らえなくなる。
骨の髄までも染み込み、魔法どころか既に呪いのようにさえ感じて。

「良いよ……、二人の好きな方で……」

顎を掴まれて無抵抗になる。
視線すら逸らす事が出来ず、和磨の唇から呟きが零れた。



ソファーでカシス色を舐め転がしていたのは昼過ぎの話。
乱れた格好のまま抱き合って眠りに落ち、気付けばもう夕方。

起きてからも和磨の背には悪魔の羽。
飛べない代わり、身動ぎする度に忙しなく跳ね上がる。
帰宅した紫亜がずっと目で追っていた事は何となく感じていた。
赤い爪に羽を掴まれたのは、夕飯を済ませた後。


「包装紙解くみたいさね。」
「あぁ……、やっぱ、僕がお菓子って事か……」

本物の小悪魔の前で、ジャケットの羽など所詮は紛い物。
紫亜に開かれた衣装が床に放られる。
布を取り払われて、隠されていた和磨の肌が甘く匂い立つ。
楔波との情交の残り香も混じって。

背後から伸びた硬い手も、まだ先は暗紅色。
楔波に留め金を外されて和磨のローライズが下着ごと落ちる。

「じゃ、行こっか和磨?」

紫亜の微笑は相変わらず意図が読めない。
其の場で食べられると思いきや、楔波に強く腕を引かれる。
言葉無しでも双子だけが知る行き先。

連れ込まれたのは、浴室。



「折角だからいつもと趣向変えて、って事なの……?」
「ん?さぁね……、でも和磨が一番甘いのは此処でしょ?」

シャワーの湯気で温まった明るい空間。
豪奢なマンションは造りに比例して浴室も広い。
和磨も気に入っているのだが、流石に今日ばかりは落ち着かず。

素肌を晒して三人一緒、こう云った事など初めて。

正面の大きな鏡はなかなか曇らず、直視出来ずに赤い顔で俯く。
湯に浸かってもいないうちから茹りそうだ。

「何ビクついてんねん……ほら、洗ってやるから。」

戸惑う間も与えられずに、椅子の上。
腕を交差して縮こまっても身体は隠せない。
反射的に後ろを向いてしまったが、紫亜の笑う声だけは聴こえる。

「……ひぁッ!?あ、やだ……、冷た……っ!」

丸めたところで無防備な背中。
不意にボディソープを垂らされ、思わず跳ね上がった。
ミックスベリーの濃い香り。
透き通った赤紫は、煮詰めたシロップによく似ている。

肌の熱で溶けたかのような速度で滑って行くソープ。
目に出来ない分だけやたら緩やかに感じる。
軌跡で濡れた背に、楔波の手がボディタオルを宛がった。

背後に居るのは二人とも見慣れた身体。
なのだが、妙な気恥ずかしさで和磨は動けないまま。

正直、こんな状況を想像した事が無かった訳でもない。
しかし誘える筈も無く今日まで来た。
だからこそ、考えを読まれたのではないかと云う気すらしてしまう。
其の可能性も充分なのが恐ろしい。

何しろ玩具と呼ばれてから、和磨は双子の掌の上。


空気の含まれたシロップに泡が混じり出す。
擦られる力は少々強くても甘い香りと相まって心地良い。
緊張を解きかけた時、背後の気配が一つ動いた。

和磨の方へと回り込んで、水浸しの床に足音。
腰を下ろして紫亜が目線を合わせた。

雫の滴る栗毛を頬に張り付かせ、覗き込む金色が細まる。
いつも以上の加虐的な艶。
和磨には息苦しくとも目が逸らせない。


細い指先を伸ばして掬い取られる、ふわりとした泡。
解かれないままの和磨の腕、隙間に突き刺して胸に滑り込ませる。
薄紅を探り当てる事など造作も無く。
泡で光る爪で摘み上げられ、痛みを伴って膨れ出す。

「ふふ、何か……ホワイトデー思い出すさね。」
「っ……、そんな前の話、忘れてよ……」

和磨が息を詰まらせると、金色が愉しげに揺れた。

紫亜が指しているのは桜が咲き出した頃。
溶けたマシュマロを胸に落とされ、あの時も泡塗れにされた。
二人きりの屋上での出来事。
何ヶ月も経っているのに、胸を弄られた所為か熱までも鮮やかに蘇る。

口は挟まないが、背後の楔波にも知られているのだろう。
施した遊びは全て片割れに話しているらしい。
其れが何よりも和磨を羞恥に追い込む。


堅く閉じた和磨の両膝、紫亜が赤い爪を食い込ませて掴む。
痛みで緩んだ隙にそのまま左右へ押し開かれた。

泡立っているのは背面のみで、湯を浴びて桜色に濡れた肌。
曝け出された下腹部の熱。
ずぶ濡れの顔が近付き、息の掛かる距離。
普段なら咥えられるところなのだが今日は違った。

「いっ……、痛あぁッ!!」

鋭い痛みが走ったのは、内腿。
柔らかい部分を力加減無しに紫亜が噛み付いたのだ。
悲鳴の後、肩を震わせた和磨から涙が零れる。


「痛いだけさね?……触ってもないのに凄い事になってるのに。」
「噛んで欲しい言うの、いつもお前の方やろ……なぁ?」

和磨が泣き出しても双子の涼しい態度は崩れない。
実際、其の言葉通りだった。
食い千切られてしまうかと思った程の歯の跡。
感じた痛みに、脚の付け根では脈動が強くなるばかり。

甘いだけではない快楽に慣らされてしまった結果。
和磨の中の被虐を煽り、火を点ける。

浴室に満ちていたベリーで、錆び鉄の匂いまでも甘く。
唇を舐め擦る紫亜が覗かせた赤。
唾液に濡れても冷たい舌、滲み出した血を器用に啜る。
吸血鬼を思わせる表情で。

和磨が呼吸を乱しても肝心な部分は放置されたまま。
触って欲しくて堪らないのに。

焦らすのを止めたのは腰を抱いて暫く味わった後。
埋めていた顔を上げた紫亜は同じ目線、正面から抱き竦められる。
再び蓋が開いて傾けられるボトル。
濡れて吸い付く肌の間、胸元にもボディソープが流し込まれた。


向かい合わせの身体を押し当て、擦り付ける形で紫亜に洗われる。
密着されては鼓動も熱も隠せない。
勢いで滑りそうになって、立てられた爪の先が腕を掠める。

絡んでくるベリーの香りに酔いそうだ。
朦朧とする中で、反り返った存在を意識して熱くなった。
知りながら紫亜の手は這い回る。
泡立つ細い指先を潜り込ませ、和磨の方を包んで扱く。

脚は開かれた状態で固定されたまま。
逃げ腰になると、楔波に頬を掴まれて口付けられる。

「んぅっ……んー……ッ!」

絡め合った舌の甘いざらつき。
散った火花で、唇を塞がれたまま全身が跳ね上がった。



吐き出した白濁とベリーの紅が混ざれば粘度の高い桃色。
紫亜の手の中、甘い香りで糸を引く。
それこそ食べられないのが惜しいくらいに。

潤った細い指先は根元よりも下へ。
容易に蕾へと埋め込まれ、掻き混ぜては本数が増える。

「っああぁ……ッ、うぅ……」

ただでさえ音が跳ね返る浴室、思いの外に響いた一声。
慌てて喉を押し殺そうとしても叶わなかった。
滑る胸に宛がわれているのは楔波の手。
乱暴な指で尖りを押し潰され、口を閉じる事すらも許されない。


頭上から降り注いできたシャワーに、眼を瞑った。
浴室に立ち込めた霧が深くなる。

肌に弾ける湯は優しくとも、和磨には心地良いばかりでなく。
出来たばかりの噛み跡にも水っぽい泡。
意地悪な指で傷口を洗い流され、痛みを思い出す。

「あ、痛ッ……そこ、やだぁ……」
「やっぱり泣いてる時の顔イイさね、和磨。」

紫亜に耳を噛まれ、含み笑いの微風。
蜜を啜るのはいつもの事でも血や涙すら美味なのだろうか。
絶えず床を打つ水音の中、和磨は考えていた。



木目細かな泡を流し終えたら、食べ時。

ハロウィンは夜こそ本番。
甘ったるい味も大事だけど、其れだけじゃ物足りないのだ。
此処に居る誰もが皆。
牙の跡が残るくらいの刺激でなくては。



ふらり立ち上がって、腰を突き出す格好で冷たい鏡に手を着く。
白い曇りが邪魔しながらも左右逆さまに映し出される視界。

すぐ間近で和磨が向き合うのは、蕩けた自分の顔。
羞恥は強くとも目は瞑れない。
相手が背後から切っ先を突き立てる瞬間を、見届けて。


「…………ねぇ、」

甘くない部分も全部頂戴?
何一つとして残らず食べてしまいたい、貪欲に。


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