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== 梅染街 ==

プレナイトグリーンの魚〈2〉(楔波×和磨×紫亜)

*性描写(♂×♂)
プレナイトグリーンはマスカット色です。
毎回本当に意味分からんタイトルになるので解説を(笑)。


水遊びで冷え切った肌が絡み合って熱くなる。
息が乱れれば、プールの匂い。
蒸し暑くなるような、懐かしいような、夏独特の湿り気。

水に浸かっていた素足は体温を感じない。
楔波の大きな手で掴まれた瞬間、爪先まで血が巡る錯覚。
そのまま持ち上げられた脚を広げられる。
もう片方の手に下着を抜かれ、強張りを差し出すような恰好。
恥らっても、身動きが取れなくては無駄な事。

ほとんどの場合、楔波は和磨から誘わないと触れてくれないのに。
面倒そうにしていても三人の時は済し崩し。
双子には、当人同士にしか解からない繋がりがあるらしい。
片割れが欲を持つと連動するのだろうか。


「最近……匂い変わったさね、和磨。」

和磨の胸に顔を埋めて、乳首を舐め上げる冷たい舌。
口に含んで噛みながら紫亜が呟く。
隠し事だった訳でもないのに、何故か心臓が跳ねた。

「ん……ジェル、かな、日焼けした後に塗るやつ……」
「ね、今持ってる?」

頷いた和磨が自分のバッグを指すと、紫亜は其方へ身体を起こした。
シャツだけ脱ぎ捨てた細い背中に髪の雫が散る。
薄暗い中でも探し物は簡単に済んだらしい。
漁り出して然程間を置かず、中空に描かれた放物線。
投げられた物がシーツの上に落ちた。

半透明の容器は、微かな灯りで淡い緑に光る。
眼を凝らして見ればマスカットの絵。

「えっと……、紫亜君、まだ何かあった?」

しかし、目当ての物が見つかっても紫亜は戻って来ない。
机や引出しを見回る緩い足取り。
訝しんで思わず問い掛けた和磨に栗毛が振り返った。
先程跳ねた心臓は密かに鳴り続けている。


「折角だし、此処にある物でも可愛がってあげようと思って。」

眼を細めて笑う気配。
紫亜の両手に渡るのは、長い包帯。

今までの情交で予測出来た事。
早くなった鼓動は、頭よりも早く反応を見せた身体の警鐘か。
何となくこうなる気がしていたのだ。
抵抗を放棄した和磨の恐れに、一欠片の期待。




薬品に囲まれていた包帯は染み付いた消毒液の匂い。
目隠しで大人しく視界を塞がれる。
ただでさえ物が見え難い暗さなのに、今の和磨には真の闇。

プラスチック製の蓋は開閉の際に軋む。
聞き覚えのある音を認識した刹那、敏感になった肌に冷気が滑った。

「……っあ……!」

日焼け止めを塗っても痛む、太陽に弱い肌。
夏を凌ぐ為に必要なジェルは甘いマスカットが香る。

見た目も質感も、食べられないのが惜しい程にゼリーと変わらず。
液体になる一歩手前の粘度。
肌を冷やす効果もあるので、指先で伸ばされるとひんやりする。


最近は毎日使っている物でも、首や腕に対しての話。
服に隠れている部分には未知の感覚。
ジェルで濡れた指先が全身を這うたびに、和磨は震える声で啼く。
ただでさえ神経が鋭くなっているのに。

ゼリーに似ていても食品とは違い、すぐ体温で溶けて消える。
触れた肌が吸い付く感覚と、甘ったるい香りだけ残して。

弱い背筋をゆっくりと辿って濡らしていく手。
既に膨れていた乳首にも塗り込む手。
溶けきる寸前のベタつきすら淫らな気分にさせる。

背を這っていた手に繋がる方の腕。
快楽に耐えて爪を立てると抱き寄せられ、楔波に肩を噛まれた。

目隠しされていても、どちらに触れられているかは何とか判る。
双子で大きく違う物の一つは和磨を愛でる指先。
骨張って硬い楔波と、細く冷たい紫亜。
どちらも男の力で捕らえて、潤んだ身体を開く。


「此処ならもっと甘いさね?」

熱くなっている下腹部に顔を埋めて、紫亜が言う。
舌舐め擦りで微かな水音混じりの声。

広げられた脚の間は、先端から滲んだ蜜で水浸し。
下から上へと掬い取る舌。
軽く一刷け舐めた後、唇を割って深く咥え込む。

背筋をくすぐっていた指も遊びはお仕舞い。
一直線に降りていけば行き止まり。
楔波に双丘の奥を探り当てられて、更に息が上がった。
和磨の腰から下、前後で違う水音が乱れる。


此方もまたゼリーの塊に似ている冷たい舌。
無骨なようで優しく弄る指先。

身体が溶かされそうになる甘い感覚。
両方同時に責められれば、限界はそう遠くない。
快楽は和磨が耐えようとする程に大きくなっていく。
そして、欲望は紫亜の口腔に弾ける。

「も、もぅ……っ、ああぁんッ!」

呆気なかった最初の頃に比べれば長く持った方。
此れも躾られた成果。
そう云える程、身体は二人に馴らされていた。


達する時はどんな男でも無防備になる。
尤も、そうでなくても元から抵抗など出来ないのに。
指が抜かれた後も尚、余韻で戦慄く蕾。
別の何かが押し当てられた。


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