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== 梅染街 ==

天国に残雪一片〈3〉(紫亜×和磨)

*性描写(♂×♂)
食物使用続行中です、今度は和磨も。
こーゆーのは楔波君より紫亜君の方がネタ的に合うな、と個人的に(笑)。
次で最後ですので、まだ暫しお付き合いを。


探り当てた小さな缶は見上げる空と同じ、明るい青。
手に収めると中身のミントドロップが賑やかな音を立てる。
口寂しい時、煙草と代わって必要になった物。

訊ねられても、禁煙に明確な理由は無いような気がする。
強いて一つ挙げるなら匂いの問題か。
煙が染み付いては、折角甘い香りを纏っても無意味になってしまうので。
元から常習者と云う訳でもないのだ。
実際、お陰様で年が明けてから一度も喫煙していない。


軽く缶を振って、取り出した真白を口に放った。
舌触りは甘くても鮮烈なミント。

転がすうちに溢れた唾液が喉に滑ると、清々しさで灼けそうになる。
蕩けかけていた意識を叩き起こす程。
快楽の最中で理性が目覚めれば、却って羞恥が大きく煽られる。
此処に居るのは想い人ではないのに。
でも、後戻りなど出来ない。

快楽に貪欲な身体を憎らしく思う。
一匙を与えられたら、満ちるまで求めるのは和磨の方。


紫亜も腰を下ろすよう促し、眼前に来たベルトとジッパーに手を掛ける。
唇を割れば微風でも突き抜ける清涼感。
開いた布の奥に口付けて、根元から舐め上げた。

「ふふっ、スースーするさね……」

湧き出したミントの唾液を塗り込むと、擽ったそうな声。
冷気を感じているのは紫亜も同じ。
甘く涼風を吹き掛けられているような感覚なのだろう。
零れた笑みも身動ぎで揺れる。

和磨の口腔は氷の塊を含んでいるように冷たい。
先端から裏側まで舌を這わせ、熱を求めて深くまで咥える。

舌先で混じり合う、ミントと体液の匂い。
蕩ける程に淫らな味で。
喉を鳴らして躊躇う事無く呑み込んだ。


「ソレ、いつも持ち歩いてるのさね?」
「ん、まぁ……」
「まだ何か入ってるみたいだけど。」
「ちょ……、ぁッ!」

紫亜の手が膨らんだポケットに突き込まれた時にはもう遅い。
不意に握られたのは劣情其の物。

もう一方の手にも撫でられた後、ジッパーを摘まれた。
冷たい金属音で和磨の頬が熱を上げる。
完全に捕獲されては諦めるしかない。
腰を掴まれて互いに脚の付け根へ顔を埋める。
横向きに寝そべり、下になった方の太腿に頭を預けた恰好。


布で隠れていた下半身が全て金色の視線に晒される。
滾る屹立も、双丘の奥で息衝く蕾も。
触れて欲しいと待ち望んで。
強い羞恥を見透かす笑みの気配と、水音が押し当たった。

ミントを舐めている訳でもないのに、紫亜の舌はいつも冷たい。
和磨から見えなくても動きはよく判る。
膚の薄い部分は酷く敏感で、其の度に吐息を零してしまう。



力の抜け切った身体を抱き起こされて、向かい合わせ。
一度も歯を立てずともドロップなど既に溶けた頃。

先程、ポケットを探った時に和磨から掏り取ったのだろう。
紫亜の手にはボディバターのクリームケース。
蓋を外せばベリーが香り立つ。
深く抉り取る細い指、潤滑液を擦り込まれた入り口が戦慄く。
散々時間を掛けて開かれた後なのに。

「も、必要無いよ……」
「折角だし、思いっきり甘くしてから食べてやるさね。」

強請る声も切なげに涙混じり。
最後の最後まで焦らされて和磨には欠片ほどの余裕も無い。
座り込んだ脚を割って誘うと、紫亜が唇を歪めた。
情欲と加虐の薄笑いは艶やかに。


膝に乗り掛かる体勢になって、押し当たる先端。
持ち上げられた腰が落ちる。

ケーキにナイフを突き立てるように、一息に。


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