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== 永桃学園日誌 ==

孔雀の羽の天使達(進之助+和磨)

まず補足説明。
かくかくしかじかにて、レディースクラブでバイトする事になりました。
メンバーは進ちゃん・和磨・チョコ君・楓。
クラブ自体は結構前からやってた内輪ネタなんですが、学園企画でも便乗。
また書くかもしんない、コレ面白すぎるので…!
ちなみに、店の大御所はあやさん宅の春日兄さんと人魚のカルロです。
あと最初の口上は「Jの総て」より。

源氏名一覧は以下の通り、他にも色々居たりします。
シンディ:進ちゃん
和泉:和磨
チョコ:礼人君
清楓:楓
春美:春日兄さん
カルミア:カルロ


女言葉に色気を帯びさせ、
ピンヒールで風を切り、
口切るタンカはリズミカル、
ふりむく笑顔は極上品、
かわいい人


此れは和磨、否、”和泉”が掲げていた心得である。

断じてオカマだとか言ってはいけない。
「ドラァグクイーンとお呼び!」と頬を引っ張られるので。
また妙な物にでも影響されたんじゃないだろうか。
睫毛バシバシ瞳キラキラな表紙の少女漫画を読んで泣いていたのを、進之助は見た。
早急に回れ右で退散したけど。


胸パッドを仕込んだ、肩と背中の大きく開いたドレス。
元から襟足の長い巻き毛は軽く整えるだけでエクステ要らず。
紳士は金髪がお好き、とはよく云ったものだ。
ただし、こんな店に来るのは変態と云う名の紳士ばかりなのだが。
手入れを欠かさない生白い肌と艶めいた顔立ちは化粧映えする。
確かに肩も骨も華奢なので女に見えなくも、無い。

でも、180センチ越えで男声。

あの身長でヒールを履く必要性があるのだろうか、と進之助は理解に大変苦しむ。
しかも脚が綺麗に見えるからとか、ガーターストッキングまで。


「……5年後くらいには”女友達”になってたりしてな。」

先輩、ソレ笑えないです!!




「人って髪型7割よねぇ、あのボサボサ進ちゃんが美女シンディになるんだもの。」
「ボサボサとか言うなッ!!」
「あらぁ、あたし間違ってないわよ?」
「だー……その女言葉いい加減やめい、もー力抜けるっつーの……」

念入りなヘアメイクのお陰で、進之助も可愛らしい仕上がり。
開店前、和泉と春美とカルミアに来襲されて弄り回されるのは毎度の事。
丸っきり女、と云う訳にいかずとも笑える類の女装ではない。

しかし、進之助本人にとっては頭が痛すぎる。

スタイリング剤ですら好まないのに、邪魔なボリュームの髪など不快極まり無し。
エクステをかなぐり捨てて早々と楽になりたいところだが、我慢。
何しろ、今はメイクの施された顔に桃色のドレス姿。
此れで普段通りの短い髪など似合わなすぎ、あまりにも間抜けすぎ。
しかも今日も客に尻を撫でられた、男女問わず。
触られやすいんだろうか……

其の点、和磨はお触りされても強かと云うか図々しい。
「今なら500円で許してあげるから、ね?」とか小首を傾げて抜かす。
離れた所から即座に飛んで来たチョコ、否、礼人が固めた拳を振り下ろしたけど。


「おい、お前ファスナー開け切ってな」
「いやぁんッ!!ちょっ……とぉ、エッチィ!」

ドレス脱ごうとして、引っ掛かっていた金具を摘んだだけなのに。
剥き出しの背筋に触れた瞬間、絹を裂く声。
悪ふざけではなく本気の反応。
半裸のワカメ頭に睨まれ、完全に進之助の思考回路が固まった。




「お前は、あの、”女に生まれたかった”とかそーゆーのなのか……?」

漸く自室に帰った後の進之助は、ほとんど布団に倒れ込んだ形。
何となく怖くて口に出せずにいた質問をぽつり投げた。


「違うよ?男の子だよ、僕?」
「あ、そう、良かっ……いやいやいや、じゃあ何のつもりだよアレ?!」
「まぁ、理想の女性を体現してみた、てゆうか、」
「理想がアレなのかよ?!つーか誰だ?!……あ、オスカルか?」
「オスカル様はジャンルが違うんだよッ!!」
「あー、五月蝿ぇ……」

否定には安心したが疑問はまだ晴れ切らず。
そうして押し黙り、頬を染め、視線を逸らして呟かれた声が一つ。


「…………マリリン・モンロー。」




おやすみハニー。
さっさと寝て下さい……
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