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== 梅染街 ==

固結びの銀〈3〉(楔波×和磨×紫亜)

*性描写(♂×♂)


甚平の合わせ目で結ばれた蝶々は散らされ、二本の紐に姿を変えた。
浅葱色を開かれれば下は生白い素肌。

骨張った楔波の指先が平たい胸に這わされる。
夜気に晒されて尖った薄紅も摘まれて、和磨に小さく痺れが走った。
もっと強く、と欲求も同時に。

座り込んでいた脚を崩させて浅葱色のズボンを脱がす紫亜の手。
そのまま引き抜くと、腰の下へ滑らせて敷布代わり。
野外で寝そべると夏草がちくちく刺さるので、お陰で助かるけれど。
布一枚きりで守りが薄くになった下半身が心許無い。

「もう腫れてるさね。」

撫でる指先と声にますます窮屈になる下着。
持ち上げられた両脚から引き抜かれ、熱も高くなった。


姫リンゴの轡で塞がれたままでは喘ぐ事も侭ならず。
口腔の温度により表面が溶け出しても、和磨は味わっていられない。
呑み込めない唾液が溢れて顎を伝う。

とろり糸を引きそうな、飴が混じった雫。
点々と落ちる端から楔波の舌先に受け止められる。
甘い物が苦手なくせに。
一滴も残さないつもりか、薄い肌に唇を寄せて拭っていく。

お前の蜜なら食うてやれる。

去年、此処でこうして食べられた時の言葉。
刻まれた低音が記憶から鮮やかに浮かび上がる。

長い時間を掛けて築いてきた感情。
気紛れな相手では揺らぐ事がある、変わらないと信じても良いのだろうか。
ただ過去をなぞっているだけではないのだと。


唇を吸われ蕩けていると剥き出しの下腹部でも水音。
金魚の口に似て開き始めた、双丘の奥。
顔を埋める紫亜が舐め上げた。
丹念に唾液で濡らして、伸ばした舌先を捻じ込む。

紫亜は此処を舐める事を好むが、和磨の方は苦手。
どんなに馴らされても羞恥が先立つ。

無駄な抵抗だと知りつつも制そうとして、金属音に阻まれる。
手錠は外された筈なのに。
そうして気付かされた、和磨の両手首には銀色の輪。

「動いちゃ駄目。」

此れも躾だと紫亜が唇を歪ませた。
其処から糸引く先、快楽を味わって小さな口は貪欲になる。
重ねて来た情交で柔らかくなるのも早い。
双子の熱が欲しくて堪らないと、独りでに戦慄いて強請る。


それでも、飢えた和磨が待ち望んでいる物は与えない。
紫亜から何を差し出されるのか分かっていた。
轡と同じ、もう一つの姫リンゴ飴。

小悪魔が赤い舌を離せば、すっかり唾液で蕩け切った頃。
割り箸の先、べたついた飴で入り口を突付かれた。
流石に球状の物を呑み込むには息苦しい。
顔を顰めても許されず、半ば強引に抉じ開けられる。

「あ……ッ、ふ、うぅ……」

下腹部の圧迫感に眩暈がする。
今までも無理な行為ばかりさせられてきたのだ。
こうした扱いは慣れてしまった、受け入れるしか出来ない。

寧ろ、被虐心を持っていた和磨にとって欲望を曝け出す時間。
隠していた物は調教の結果、双子の好みに染められた。
乱暴にされても熱くなる身体。
思い切り泣いて、声を上げて、二人を愉しませるだけ。


祭りの喧騒から離れた暗闇、夏草に身を横たえた此処は別世界。
飴になったのは和磨の方。
双子からそれぞれ違う場所を舐られ、淫らな音を立てる。


埋め込まれただけでも異物感で一杯になる下腹部。
甘い物を情交に使われる事なら多々。
姫リンゴは二度目と云えど、妙な所に当たって呼吸が震える。
脚を持ち上げられ、飴の割り箸が尻尾のように秘部に刺さった格好のまま。

手錠をされては身動きも取れず。
あまりの羞恥におかしくなりそうだった。

そんな心情すら紫亜にとって玩具。
赤い爪の手は尻尾を握って揺らし、内壁が擦り上げられる。
そうして反り立った熱の塊。
またも舌舐め擦りする小悪魔の唇、今度は此方を頬張った。

暴力的な快楽で頭が追い付かない。
ただ呻く和磨はだらしなく甘い唾液を滴らせるだけ。
流れ落ちる前、全て楔波に舐め取られながら。


倒錯的にすら思える行為で遠退きそうな意識。
何処で感じているのかも判らず、水音のたびに跳ね上がる。
双子の舌で身体ごと溶ける錯覚。
このまま本当に食べられてしまいたいくらいに。

酔い痴れる熱も沸点は近付く。
達した瞬間くぐもった悲鳴、白濁の蜜を吐き出した。



夜空一杯に響く花火の音で、緑の目は薄く開かれる。
もうそんな時間だったか。
気絶しそうな和磨を捕らえて、現実に引き戻す。

男の身体はすぐ冷めてしまう筈なのに色濃い余韻。
朦朧とした中、姫リンゴの轡が舌から離れた。
溜まっていた唾液が堰を切る。
どろどろになった口許、額にも汗の玉を浮かせて蕩けた表情。

無論、此れで終わりじゃない。

「ッあああぁ!」

秘部の方は抜かれる時も無理やり。
手錠が軋んで、今まで封じられていた声が裏返る。


「良いさね、花火で紛れるから好きなだけ啼きな。」
「……祭りの客も皆、空の方見とるしな。」

和磨の唾液で溶け掛かった姫リンゴに紫亜の舌が這わされる。
何となく気恥ずかしくなるも、すぐ楔波に組み敷かれて塞がれる視界。
空いたばかりの入り口を刀身で貫かれた。
慣らされたお陰で抜き差しは易々と、すぐに激しく。


桜街を震わせる花火は次々と夏を彩っていく。
誰もが空を見上げる夜、彼らだけは互いの愛しい者を瞳に映していた。
どんなに歓声が上がろうとも色すら知らず。

「……和磨。」

眩しい花弁が散る間際、呼ばれた名前が一瞬だけ光る。
飾った言葉は無くとも此の低音が何より甘い。


*end

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