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== 梅染街 ==

淡雪が溶けたら願い星(楔波×和磨×紫亜)

*性描写(♂×♂)

桜桃さんメリクリですっ!
本題は後半なので、エロはオマケのつもりだったけど予定より長く…(´∀`)
そーいや改まったプレゼントってあんまり無かった気がして。

和磨のあげたかった物と、欲しい物。


今年のクリスマスは特に厳しく冷え込んだ。
数日前から寒々しい曇り空が続き、都心でも雪の予報。

此の時期、大忙しのカフェの方も手伝う和磨にも随分堪えた。
暖かな店内で過ごす雑貨屋と違い、チラシ配りや呼び込みもあるのだ。
長身なので女装は無理、手渡される衣装は露出少なめ。
それでも身体の芯まで強張ってしまう。

けれど、そんな事も数時間で遠い話。
マンションに帰れば熱で蕩かされる、双子の手で。


パーティが落ち着いたのは真夜中近く。
白い灯りと湯気が満ちたバスルーム、切り取られた窓にだけ漆黒。
冷たい月を見上げる和磨の眼はぼんやり潤んだ色。
背後から湯を掛けられて、肩が跳ねたら双子に喉で笑われた。

素肌にケーキを塗られて一緒に食べられた。
そのまま抱き合ったものだから、三人揃ってクリームだらけ。
片付けは全て明日にして入浴の時間。


熱いシャワーを浴びて雫の伝う身体。
すっかり砕けて床に座り込んだ腰を無理やり持ち上げられる。
膝立ちになると、楔波の裸の胸に倒れ込んだ。
背筋を滑り落ちた細い指先、双丘の奥を探るのは紫亜の方。

「んんッ……!」

時間を掛けて交互に捻り散らされた蕾。
未だに戦慄いて、指を突き入れられても易々と刺さる。
クリームと溶け合った精液が甘く匂い立つ。
掻き出された白濁が、ゆっくりと内腿を濡らしていった。


「もう……ッ、身体洗うんじゃ、なかったの?」
「でも、まだ物欲しそうさね……和磨。」

噛み付かれた耳朶に、甘い低音。

足りないなんて、そんな事は無い。
ただでさえ楔波も紫亜も情欲に底が見えないのだ。
勿論、和磨だって好色の自覚はあるものの。
一人だけでも大変なのに、揃って相手をして疲れた後。

今度こそ動けなくなってしまうかもしれない。
そう考える間も無く弄り回される水音。
泣きそうになって崩れた顔は、骨張った手に引き寄せられた。

「楔波……ぁ……」
「はっきりしぃや……、嫌なのか誘うのか。」

縋る目をして呼んだところで、相変わらずの冷徹。
逃がさない至近距離で決断を迫る。
大切な事は和磨の唇から求めるのだ、いつだって。


そうして、答えは諦念の溜息。
緩く開いて舌を伸ばしたまま、楔波の唇を塞ぐ。

「あ、あと一回だけ……、だよ?」

熱で震えそうな囁き声が恥ずかしい。
きっと此れも、双子の手の内。
最初から返事を解かっていたような手で、抱き締められた。

バスルームでは隠せやしない、曝け出された下腹部の熱。
此処に居る誰もが止められる訳が無いのだ。


火照っていた肌に、冷たい粘液を垂らされたのは不意。
先程のクリームなどよりもっと強く甘さが香る。
思わず短い悲鳴を上げそうになっても、何て事は無い。
いつも使っているベリーのシャワージェル。

滑る手に愛でられて少しずつ泡立つ素肌。
濃い香りで麻痺し始めた意識に、指と替わって刀身が突き刺さる。
飛んでしまいそうで恐れたから唇を貪った。

まだ、クリスマスを終える訳にいかない。




双子の支え手を借りて辿り着いた寝室。
逆上せた面持ち、爪先まで朱に染まった和磨がベッドに沈む。
傍らに腰掛けて見下ろす金色二対。

濡れた身体を包み込むのは、タオルではなかった。
それぞれ漆黒と薄紫のバスローブ姿。

「あげる……クリスマスプレゼントだよ、僕から。」

思い返せば、此の関係にはあまりプレゼントの習慣が無かった。
あったとしても分け合って食べるお菓子が多い。
今もずっと大切に此処にあるのは、緑のスプーンくらいか。
故に失念していたが、和磨も今年ばかりは考えた。

風呂上りに裸のまま出て来てしまう楔波に、楽な格好を好む紫亜。
実用性を優先した結果がバスローブ。

やはりプレゼントを選ぶ事は楽しい。
雑貨屋で色違いを3着購入し、帰宅してすぐ洗面所に忍ばせた。
和磨も淡い若葉色を纏ってベッドの上。
汗も水も気持ち良く吸い取り、肌触りも柔らかい。


「せやけど、俺らからは何も用意してないで?」
「バスローブ手に取る辺りいやらしいさねぇ、和磨ってば。」
「違っ、そーゆー意味じゃないよ!あの……、それでね……」

慌てた後になって、言い淀む小声。
動けなかった身体を無理やり起こして双子の手を取る。

「僕も欲しい物があるんだ……、楔波と紫亜から。」

此れは思い付きなんかじゃない、一つの決意。
和磨の視線は双子の耳元。


「僕も君らみたいにピアス開けたいと思ってるんだけど……
 それで、ホールが固定した後、初めて付ける物選んで欲しいなって。
 えっと……、僕が"二人の物"だって、証のつもりで。」

耳の隠れる髪形なので、周囲には判らないだろうけれど。
存在も意味も秘密の物。


ペットのように首輪を嵌めるのは双子のお気に入り。
しかし遊びの時間に限られてしまい、普段は外さなければならない。
嫉妬も見せるし独占欲がある事なら知っている。
それならば、和磨も応えたかったのだ。

魅せられる双子の瞳の同じ、冷たい金色。
其処に憧れを感じた。

他のアクセサリーと違い、傷を作る必要があるピアス。
そう簡単に後戻り出来ないと。
撃ち抜かれたら、多分きっと、何かが変わりそうで。


返事を待っていると、紫亜が含み笑いを零した気配。
内緒話に似た密やかさで和磨の耳に唇を寄せる。

「あ、痛……ッ!」

けれど、囁く為なんかじゃなかった。
言葉の代わりに思い切り喰い付かれ、鋭い痛みが走る。
疼くように熱くなって幾らか血も流れた。
冷たい舌を這わされても、寧ろ燃えそうになる感覚。

「こう云う事出来なくなるのも惜しいさねぇ……」

唇に絡む鉄錆の味を舐め上げて紫亜が呟く。
初めてではなく気紛れに何度か齧られているのだ、確かに。

そうして、その度に痛みの甘さを味わう。


「明日……お前の雑貨屋行くか、ピアス見に。」
「えっ?」
「買うかどうかは分からないさね、まだ穴も無い訳だし。」
「えぇっ!」

今、出来たばかりの傷はそこそこの深さ。
治らなければ開けられないのに。

かさぶたが剥がれるまで数日、それからピアスを始めても一ヶ月。
贈り物を身に付けられるのはどうやっても来年か。
そもそも、いつ貰えるのやら。
和磨で遊ぶ事が好きな双子は、いつだって意地悪。

パーティが幕を閉じたって、それっきりではない。
また別の楽しみが出来て退屈を忘れた日々。



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