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== 梅染街 ==

マジックアワー・トリップ(from.桜桃さん)

*同性愛描写(♂×♂)
桜桃さんから楔波×和磨でイラスト頂きました!
折角なのでSS付けさせていただきまして(´∀`*)


夕陽暮れを迎えても尚、空は一日の終わりを惜しむ色に染まる。
ほんの短い間だけの薄明。
見上げてみれば溜息が出るほど幻想的な紫。
こう云う時、聳え立つマンションは遠目に城を錯覚させる。

外を歩くには良い風が吹いて、丁度学校からの帰り道。


歩き慣れた道がまるで別世界に変わる。
美しさに感動しそうな反面、鞄片手の和磨は落ち着かない。
真っ暗なら周囲を気にする必要もなくなるのに。

視線を静かに移した先に、漆黒。
手を繋ぎ合って楔波と二人。


勿論嬉しくても気になってしまうのは、疎らに擦れ違う人の目。
自意識過剰になっているのも解かっているのだが。
男女ならば兎も角としても同性。
家も近いので弁えなければとも思ってしまう。

離したくなんか、ないのに。
そうして折角の甘い気分に苦味を混ぜる。

如何にもならない遣る瀬無さで伏せ気味になる緑。
相変わらず空ばかり眺めている金色。
その眼は互いに交わらずとも、気付いてない訳じゃない。

不意に、一歩前の楔波が何も無い場所で止まる。


「え、えっと……?」

躓きそうになって和磨も踏み止まれば、至近距離。
どうしたの、と訊ねようと開き掛けた口。
けれども声にはならなかった。

綺麗に伸びた顎から首筋、胸元までの素肌。
黒髪が流れ落ちたピアスが光る一瞬。

眼を奪われたら最後、吐息で絡め取られて唇も。




舌先で水音が混ざれば、煮え立つ血。
汗ばむ指先を強く握り返した。
冷たい眼は閉じられて、今は気持ち良さそうな表情。
眩暈がして和磨も同じように瞼を落とす。

夕暮れも、人目も、意識から消え去る。
此処はもう別世界。


「……和磨、可愛いで。」

いつも芯から蕩けそうになってしまう。
息継ぎの合間、掠れて甘い低音。


よく解からないと言う、「好き」の代わり。
楔波はいつまで経っても自覚無し。
言葉にせずとも通じているのだ、それでも構わない。

此れが恋でなければ、何だと云うのだろう。

***

とある夜中に寝ぼけ眼でDM確認したら、此方のイラストが…
一気に目が覚めました(゚д゚*)
コレは絶対べろちゅーになるよね!とか一人でハイテンションに。

学ランはやっぱり男の子の色気が堪りません。
二人とも胸元開けた着方なので、首やら鎖骨やら…肌の色の違いがまた。

桜桃さんありがとうございました!




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