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== 梅染街 ==

パブロフの愛玩犬〈3〉(楔波×和磨×紫亜)

*性描写(♂×♂)
2と3、同時アップで一気に完結させときます。
ネタ提供もありがとうございましたっ!


こう云う時、やはり手を使ってはいけない決まり。
協力してくれない上に二人分なので苦労するが、此方も慣れた。
布を押し退ければ、剥き出しになった切っ先。
欲情した匂いに喉が鳴る。

「ん……むぅっ……」

荒い呼吸に、粘着く蜜と唾液。
交互に吸い付いては唇から糸を紡いだ。

ただでさえ、きつめに巻き付かれた首輪。
口を塞がれてはいつも以上に息苦しくなってしまう。
奉仕するにも形振り構わず必死。

零れる笑いにもくすぐったそうな色混じり。
髪を撫でる紫亜の冷たい手が、汗ばんだ額に心地良い。

ふと窺ってみた上目。
楔波の眼が一瞬だけ揺らぎ、声を押し殺した気配。
主導権を握られると不機嫌になる辺り、隙を見せたくないらしい。
和磨の方から舌を使えば無理にも引き剥がされる。

そして、どんなに尽くそうと滅多に呑ませてはくれない。
大抵どちらにしても果てる時は和磨の奥。

「早く……ッ、欲しい……」

味わうだけでは満たされない。
ほとんど触れてもらえず、渇きも限界。
もっと可愛らしく強請る方法だってある筈なのに。
擦り寄せての訴えも切なる涙声。


楔波は和磨に求められるのが好きらしい。
そう教えられたのは紫亜から。

当人に尋ねてみたいが、そもそも応えてくれると限らず。
今日も問い掛けは口の中で転がすだけ。
まだ何か言いたげな事に、楔波は気付いているやら。

ともあれ、耐えていたのは向こうも同じ筈。
伸ばされた硬い腕。
捕まえた和磨を軽々と抱き起こす。
薄い夏服一枚越し、混じり合った汗の匂いで切なくなる。


「ッん……!」

そうして膝立ちになったところで和磨の声が震える。
階段から腰を上げた紫亜は今、背後に。

双丘に顔を埋めて、尖らせた舌先。
プラグが刺さって戦慄く周囲を巧みに舐める。
尻尾を掴んで揺らされる刺激も。
既に柔らかくなっていた蕾は、紫亜の唾液で溶けそうだった。

「だから……ッ、も、良いって……!」
「本当に?まだ慣らすの足りないんじゃないさね?」

降参を伝えた後で更に焦らされ、苦しくて堪らない。
それでも飼い主には抵抗出来ず。
涙で崩れる表情、ただ快楽にもがくしか出来ず。

腕の中に居るにも関わらず、片割れに苛まれては面白くあるまい。
和磨の背を支えていた大きな手が剥がれる。
不意に、尻尾を無理やり引き抜かれた。
重なった唇で悲鳴は響かずに。

そうして代わりに宛がわれた切っ先。
一気に刀身で奥まで押し開かれ、再び呻いた。


「声上げないつもりなら、せめて顔見せなよ。」
「別にバレても構わんけどな、俺らは……」

突き刺さったまま、ゆっくりと反転させられる身体。
楔波の胸に凭れ掛かって膝の上。
脚を開かれると、向かいの紫亜に屹立も繋ぎ目も晒される。

そんな羞恥よりも、双子の言葉でまた泣きそうになった。
欲望のままに行動する二人は人目なんて気にしない。
時間と場所さえあれば情事に耽る、今だって。
これでは本当に獣ではないか。


「っふ……、うぁ……ッ!」

涙で濡れて火照った頬を舐め上げる、紫亜の赤い舌。
そちらに気を取られて、高い声が零れた。
深紅の爪で乳首を挟まれた所為。

喘ぎを呑み込んだ事で、却って火を点けてしまったらしい。
冷たい金色を細めた紫亜に思わず総毛立った。
小悪魔めいた微笑が合図。
嗜虐性を感じさせる愛撫を始める舌と指。
食い縛った歯を抉じ開けようと、和磨の肌を弄り回す。

「……噛んでろ。」

顎が緩みそうになったところで、耳朶を噛んだのは楔波。
骨張った指を突き込んで口を塞ぐ。
声の代わりに溢れた唾液が、硬い手を淫らに濡らしていく。

バレても構わないと言ったばかりなのに。
秘密を守ってくれるのは、和磨の為なのかどうか。




放課後を告げる鐘が階段にも響く。
二人と交わった余韻が気怠くて、和磨の耳には通り過ぎるだけ。
まだ止まない雨の湿度を含んだ空間。

飛び散った体液は拭ったものの、べたつきと匂いが残る肌。
一度脱ぎ捨てた制服を纏うと少し気持ち悪い。
散々揺さ振られた為、ピンの犬耳も垂れてしまっていた。
可笑しそうに双子が唇を歪ませる。

身長差はあっても腰掛けていれば目線は同じ。
無骨な手と冷たい手、どちらも乱れた金茶の髪に触れる。
ペットとして扱った後で頭を撫でるのも決まり事。


「あのさ、こーゆーの……ちょっと、回数減らさない?」

前から思っていたけれど言い難かった事。
一息で吐き出すと、髪を弄る手を止めずに訊き返される。

「何で?こんなに愉しいのに。」
「お前かて好きやろ?」
「そうだけどさ……だから、だってば……」

ただでさえ三人での行為は身が持たない時もあるのだ。
あまり刺激の強い事ばかりしていても、いずれは慣れてしまう。
双子の飽き性は知っているつもり。
そのうち和磨が首輪を嵌めても欲情しなくなるかもしれない。

愛でてくれなければもう生きていけないのに。
此の先、まだ一緒に居たいのなら。


「じゃあ、犬に飽きたら今度はウサギとして飼ってやるさね。」
「……え?あの、紫亜……、いきなり何?」

和磨の心配事をきちんと聞いていたのだろうか。
俯いていた顔を思わず上げる。
意味を図りかねて首を傾げても、双子は至って何でもなさげ。

「大丈夫、犬の隣にウサギのセットあったから今度買っとくさね。」
「それって……、玩具の事だよね?」
「一から躾直すの面倒やけど……ウサギも似合いそうやしな、お前。」

いつの間にか玩具の話に摩り替わる。
問題はこんな事じゃなかったのに、決して。
結局いつも悩むのは和磨一人。
予想外の方向から簡単に答えを出すのだ、此の双子は。

少しきつめだった筈の首輪も既に違和感すら無い。
見えないリードが二本、それぞれ飼い主の手に絡まっている気がした。
和磨を離すつもりなど欠片も無く。


*end

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