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== 梅染街 ==

パブロフの愛玩犬〈2〉(楔波×和磨×紫亜)

*性描写(♂×♂)
続きは違う日で、学校に場所を移しまして。
夏休み前って事でお願いします(笑)。


頬杖のまま窓の外を眺めれば、退屈な灰色。
雨降りの日は教室に閉じ込められて時間が過ぎる。


屋上で過ごす事も多いだけに、和磨には少し窮屈な錯覚。
それでも休み時間となれば息が吐ける。
今のところ朝からきちんと授業を受け続けて午後を迎えた。
視線を移してみた右隣二つ、双子の席も。

相変わらず無表情を崩さない楔波。
一方、紫亜はクラスの女子達とお喋りしている最中。
妬ける訳でもないのに、いつも気になってしまうのは何故か。

断片的に聞こえる内容から察するにペットの話題。
ふと、妙に嫌な予感が走る。

「俺も飼ってるさね……毛並みふわふわで、大きい犬。」

そう口にしながら紫亜の視線は和磨の方。
眼が合った瞬間、金色が笑う。

「んー、名前はね……」

其処から先は言葉にならなかった。
思わず席から立った和磨が紫亜の腕を取った所為。
会話は其処で切り上げ。
そのまま袖を引けば、素直に教室の外まで着いて来た。



「ちょ、紫亜……っ!」
「本当の事なんて言う訳無いさね、バレるとか思った?」

含み笑いでそう返す紫亜は余裕綽々。
危ないところに触れたように見えても、其れも手の内。
焦る和磨を愉しんでいるのである。

こうなれば、がくりと和磨は肩を落とすだけ。
喉まで出掛かっていた言葉も、行き先を失って呑み込む。


もうすぐ授業が始まる時間なので内緒話にも場所を選ぶ。
連れ出したのは、屋上へ続く最後の階段。
廊下からは真下の踊り場までしか見えず、隠れるには最適。
まぁ良い、そろそろ鐘が鳴る。
急いで戻れば間に合うと、再び紫亜の袖を引く。

けれどそれは叶わなかった。

階段を上って此方に近付いてくる、誰かの気配。
振り向けば、教室に居た筈の楔波。

「え、何……話なら済んだし、ちゃんと戻るよ?」
「いや、こっちの用はこれからさね……」
「せやろな……、そうとしか思えんやろ。」

一歩詰められ、低い声と突き刺さる金色。
意味なんて決まっている。

勿論そんなつもりじゃなかったけれど。
今度は和磨が両腕を取られて、震えた身体に熱が宿る。
触れられたら最後、元から拒否など出来ない。
授業開始のチャイムが響いても、意識は双子に全て持ち去られて。


「それじゃ、お前の好きな"此れ"使おうか。」

喉元に絡まり付く、紫亜の指と慣らされた感覚。
見えない位置でも正体を悟った。

「な……っ、どうして……!」

竦み上がって動けない和磨に締められたのは、首輪。
家だけの遊びではなかったのか。
学校でまであんな扱い受けたら、もう戻れなくなってしまう。
胸元のボタンを外されたところで表情も苦味走る。

「ま、待ってよ……、此処じゃ駄目だってば。」
「自分で連れて来といて、今更やな……」
「ペットが服着てるの可笑しいだろ?」

別に止めて欲しい訳じゃないのに。
双子の返事も視線も冷たく、何処にも行く気など無し。

閑散とした空間が広がる階段。
此処から先には屋上への扉、雨で開けられない今日は行き止まり。
授業中なので確かに廊下も無人だろう。
とは云え、開放され切っている事に対して不安は大きい。

少しばかり声が響く場所なので啼き喚いたり出来ない。
シャツが肩から落ちると、奥歯を噛んだ。


階段に散らばる、白と黒。
夏服を脱がされた和磨は躾られた獣に過ぎない。
裸に犬の首輪だけの恰好。
自尊心を砕かれ、強い羞恥で脚が震える。

それでも飼い馴らされた身体は反応してしまう。
手で隠れる筈も無い、下腹部の充血。

強引に顎を掴まれて、楔波と向き合えば既に朱色。
押し潰されそうな屈辱で歪んだ和磨の表情。
膨らんだ涙が落ちる様を見て、金色の眼に愉悦が混じる。


「……いやらしいな、和磨。」
「そうさね、でも……まだ物足りないかな。」

不穏な響きに、和磨が眉を顰めるより早く。
紫亜が新しく取り出した物が答え。
淡い茶系の犬耳と、尻尾。

「動くなよ?」

命令一つで無抵抗。
細い指により、首輪と同じく服従の証が施された。

ピン留め式の犬耳は巻き毛で金具が隠れる。
毛並みも和磨の髪色に近く、本当に生えているように見えた。
そんな事より問題は尻尾の方。

双丘を割って垂れ下がる、耳と同色のフェイクファー。
付け根はディルドでもビーズでもない。
入り口を拡張するプラグ。
確かに、指で慣らした後でなくとも呑み込めるのだが。
浅い部分だけで焦らされ、却ってもどかしい。

今、此処に鏡が無くて良かった。
どんな姿を晒しているかなんてあまり考えたくない。

「いつも思うんだけど、こんなの何処で買ってくんの紫亜……」
「ん?じゃあ、今度一緒に選ぶ?」

答えになっていない。
そう思いつつも声にはならず忙しい口。
階段に腰掛ける双子の前に跪き、歯でジッパーを下ろす。


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