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== 梅染街 ==

反射光にまじなう〈2〉(楔波×和磨×紫亜)

*性描写(♂×♂)
お題でRは今回の話だけなので思い切りました…

配布元alkalism様より。



机の上に腰を下ろし、ボタン一つ外す度に開かれる素肌。
他に痕が無いかの確認は、実のところ視姦。

「背中、痣出来とる。」

足形の浮いた制服を放り、捲られたシャツの下。
首を捻っても和磨からは見えない。
楔波に撫でられて、痛みに小さく声が零れそうになる。

背後から蹴られた時か、今思い出した。

歯を食い縛って耐えたのも、刹那の事。
振り向き様に回し蹴りで倒した。
受けた時こそ衝撃で痺れたが、喉元過ぎれば忘れてしまう。
寧ろ、痛みがあってこその喧嘩と云うもの。


次に宛がわれた手の冷たさは紫亜だと判った。
しかし、此れは予想外。
そのまま痣を舐められて、ゆっくりと濡れた感触が這う。

ただでさえ和磨にとって背中は弱い部分。
熱を伴う痣に、冷たい指と舌に与えられる快楽は強い。
先程の悪戯で欲情を始めた身体。
元から逆らう気も無く、紫亜にされるがまま。

「あ……っんん……、や、痛ぁッ!」

甘い呼吸を繰り返す最中。
急に歯を立てられて、鋭い声に変わる。

少し触れるだけでも響くのだから、こんなのは反則。
抗ってみても離れる気配は無し。
細い腕で和磨を絡め取り、きつく噛み付く。

背中に張り付かれているので、見える物は赤い爪の手のみ。
鼓動の速度が上がる平たい胸を覆う。
尖った薄紅を引っ掻かれ、更なる痛みを与えられる。
此れではまるで拷問だ。


「紫……ぁっ、も、やめ……ッうぁ!」

涙で顔を歪ませて震えている和磨に、突然の事。
強い力で押さえ付けられて、そのまま机に倒れ込んだ。
腰を突き出した形の俯せ。

哀願を聞き入れられた訳ではない。
他の遊びに移っただけ。


辛苦から解放された後の息は荒い。
机に伏したまま動けずにいれば、ベルトを外される金属音。
双子が喉で嘲笑う声。
確かに耳に届いて、羞恥で頬が紅潮する。

探り当てられた下腹部は、布の下で張り詰めて熱い。
和磨が痛みを愉しんでいた証拠。

下着まで剥ぎ取られてしまうと、秘部を隠す物など何も無い。
衣服なんて纏わり付いているだけの状態。
学校での情交は慣れたものでも、いつもと少し違う。
幾つも朱の生傷が彩る、滑らかに白い肌。

楔波の手に押し開かれ、双丘の奥まで冷たい視線に晒される。
蕾に潜り込むのは骨張った指先。
待ち焦がれていただけに、受け入れるにも容易く。


「"こう云う事"するつもりだったのかもね、そいつら。」
「…………ぁ?」

紫亜の呟きに訝しみ、眉を顰める。
今度ばかりは全く意味が解からなかった。

「だから……、狩りの後の獲物は食べられるって事さね。」

遠回しな物言いだが、要するに身体狙いの可能性。
弱々しく甘い風貌の和磨でも、男なら加減して貰えないだろう。

暴力に屈して組み敷かれている自分の姿。
一瞬だけ想像してしまい、馬鹿馬鹿しいと払った。
若しもの話であっても血の気が引く。

「また、変な事言って……っ、そんな訳……」
「……如何だかな。」

否と叫ぶ和磨から、逃げ場を塞ぐ楔波の言葉。

慣らされてもまだ指一本分。
代わりに突き刺されたのは、比べ物にならない大きさ。

「や、やだ、待っ……、ひッ、ああぁっ!」

無理やり撃ち抜かれて、青痣の背中が弓形に反る。
一息ではあまりにも苦しい衝撃。

「俺らでなくても同じように悦ぶんじゃない?違う?」
「淫乱やしな……、お前は。」

底無しに冷え切った低音が重なる。
傷よりも強く胸が痛んで、血の代わりに涙を流す。
なのに何故だろうか。
浅ましい身体は、苛まれる事で熱く濡れてしまう。


「うぐ……っ、あうぅ、ふぇ……」

悲鳴の後、喘ぎは哀しみを押し殺す泣き声になる。
いつもと違う様子に何よりも怯えていた。
限界まで焦らし、強請らせ、和磨が欲しがるまで待つくせに。

時には其方から求めて欲しくても、こんな形なんて嫌だ。

まだ一度としてキスしていない。
それどころか、先程から碌に顔を見ないまま。

せめて一目と思っても、机に頭を押し付けられて叶わず。
遠い教卓、花瓶のコスモスで固定された視界。
短く吐き捨てたきり、双子も声を封じて無言のまま。


楔波と繋がっている気がしない。
姿どころか何を考えているのかも全く見えてこないのだ。

此れは一体、誰なんだろう。



突然のシャッター音と閃光に、和磨が眼を開けた。

机の前に回り込んでいた、紫亜の手元。
開いた携帯が辛うじて見える。
息を呑んで、朦朧としていた意識が一気に覚めた。

「あっ……やだ、撮っ……!」
「イイ顔してるさね、和磨。」

夕暮れ時の太陽は強い輝き。
携帯のサブディスプレイが光を弾いて、和磨の眼には痛い程。
眩しくて再び瞼を落とすと、ただ泣くしか出来ない。

「俺も、良いさね?」

頭を押さえ付ける手が離れても、自由になった訳じゃない。
今度は紫亜に髪を掴まれ、上を向かされる。
意味するところなんて一つ。
眼前に突き出される、反り立った熱の塊。

切れた唇が痛んでも黙って咥える。
必死に舌を絡めれば、蜜に血が混ざる淫らな味。


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