== スポンサー広告 ==

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
┗ --:--:-- ━ Page top ━…‥・

== 梅染街 ==

アイスクリーム・ゴースト〈2〉(紫亜×和磨)

*性描写(♂×♂)
無理やりというかそんな感じは意外と珍しいかもしんないですね。
いつもエロくなるのって和磨の方が先だから(笑)。


問う声は静かに、然りとて艶のある低音。
和磨の腕に冷たい指を絡ませ、動けなくしたまま。
捕らえた獲物を甚振る残酷さ。
ブランケットが滑り落ち、月の下に晒される。

其れこそが、和磨が警戒していた理由。
此の感じを知っているからだ。

幾度も、犯すような行為で見せた表情。

「何、遊んで欲しいんじゃないのさね?」
「嫌だ……、しない……っ……」

否定の言葉が震えて掠れる。

恥じらいで意地を張っての物ではなかった。
いつもなら逆らう訳がない、飼い馴らされた玩具。
快楽を求めるのは、淫らだと言われる和磨の方なのだ。

しかし、出来るならソファーに逃げ帰りたかった。
今は楔波以外に肌を触れられる事が怖い。

何も無くても、愛しい相手と二人きりの時間。
それこそ眠りに落ちる寸前まで
唇を交わすだけであまりにも甘い気分で満たされた。
胸が一杯で不覚にも涙が零れた程。


獣じみた金色の眼が、情欲よりも恐怖を呼び起こす。
身を堅くした和磨にはまるで凶器。
ただ突き刺す沈黙の後、紫亜が冷えた口調で続ける。

「怖いのは俺じゃなくて楔波の方だろ……、見られたい?」

和磨の毛羽立った感情など見透かされている。
大人しくしろ、と云う警告。

強く腕を引き寄せられると、耳元で含み笑いを聞いた。
アイスクリームが乾き始めてべとつく頬。
宛がわれた舌が、厭らしく水音を響かせて這わされる。

竦み上がっては今度こそ抵抗出来なくなる。
和磨を捕らえる右手に、背後から腰へと滑る左手。
押し倒すには力など要らない。
絡み付かれたままベッドに深く沈められた。

一瞬舞い上がる髪の先と、バニラの香り。


腕力の上で言えば、和磨は弱いとも言い切れない。
華奢に見えるが喧嘩もするし男は男。
それでも、情交の時は別。
決して強くない筈の紫亜に、勝てた例が無い。

押さえ付ける術に長けている為でもあれば、もう一つ。
変わる事の無い絶対的な支配関係。


先程まで体温に浸って眠っていたので、和磨は全くの薄着。
ローライズのロングパンツは元から守りが甘すぎる。
腹を擽る爪先に、結び目の蝶々が散らされた。

「あらら……、ヤってないの?」

布の下に忍び込む冷たい手。
探り当てた双丘の奥、蕾の堅さに紫亜が白々しく笑う。

前の晩に愛でられたきり、放置されてから丸一日。
確かに閉じ切って指先しか侵入を許さない。
痛みは無くとも、まだ熱を持たない身体。
抉じ開けられる圧迫感と強い羞恥で、和磨が奥歯を噛む。

紫亜を見られない瞳に涙が浮かぶ。
意識が向いてしまうのは、ソファーで寝息を立てる男の方。
もう其処へ戻る事など出来ない。

冴えた月が、紫亜に組み敷かれた姿を映す暗闇。

もし見られたとしても助けてはくれないだろう。
片割れが和磨に触れていても、注がれる視線はいつも冷徹。
本当に欲しい手は楔波だけなのに。


一息に引き下ろされたロングパンツが脚から抜ける。
凍て付く眼とは裏腹に、紫亜の手は不気味な程に優しい。
硬直を解こうと細やかに動く。
いつものように自慰を命令しない分だけ。

和磨が身に付けている物など、もう捲られて丸まったシャツのみ。
他者の気配は近く、学校よりも神経を使う。
ベッドの上なら素肌を晒しても気兼ねなど要らない筈でも。

まだ心に迷いはあっても、先に身体が堕ちてしまう。
下腹部の反応を自覚して息苦しくなった。


← BACK   NEXT →



*クリックで応援お願いします

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村


小説(BL) ブログランキングへ



スポンサーサイト
┗ Comment:0 ━ 21:58:11 ━ Page top ━…‥・

== Comment ==






        
 
Prev « ┃ Top ┃ » Next
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。