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== 梅染街 ==

赤ずきんちゃん気をつけて(瑠夜×和宏)

設定は此方から

*同性愛描写(♂×♂)
図書館で本借りに来ました、図書室よりクーラー効いてそうだし。
涼みに来たつもりが熱くなってしまった、とv
真面目同士だからこーゆー場所って似合いますよね(笑)。
帰りにアイスとか食べるんだろうな…
パピコとか二人で分けられるタイプだったら萌えが倍増します(´Д`*)

タイトルは同名の夏用ソープより。
夏+狼のテーマを一緒にするとなると、コレしか浮かばず。


緑の枝が伸びる青空に蝉の声が鳴り響いている。
道すがらで会話が出来ない程の音量だったのに、今は遠く。
窓ガラス一枚きりで別世界。
其れすらも、図書館に保たれた静寂を壊せない。

背の高い本棚が一面に立ち並んだ片隅。
揃って座り込む、赤と黒の頭。

幾度か唇を擦り合わせては、零れる吐息。
カーペットに畳まれた脚が絡み合う。
広げられていたままの本が、膝の上から静かに落ちた。


開館して間もない朝、ただでさえ人の少ない時間帯。
こんな奥に居るのは瑠夜と和宏くらい。
肩を寄せて一つの本を読んでいたのが切っ掛け。
どちらの眼も文字を追っていた筈なのに。

視線が交差したら、互いに離せなくなってしまう。
そっと掛かった指先。
大して時間を要さずに、唇が重なった。


「ん……ッ、ふぁ……」

赤い髪を払うつもりで耳に触れたら、色付いた声。
静寂に生まれた響きは甘く。
痺れのように一瞬で鋭い熱が駆け巡る。
唇を塞いだまま、抱き締める腕に力を込めた。

触れ合う前髪がくすぐったい。
眼鏡が当たって痛みそうで、額を擦り付けるのは堪えた。

柔らかい髪を撫でてあやせば、シャンプーが鼻先を掠める。
至近距離でしか判らないだろう。
今は少しだけ汗ばんだ、安心する匂い。
胸一杯に深呼吸すると瑠夜を切なくさせる。

鼓動の速度は相変わらずでも慣れてきたように思えた。
唇を強請れば、和宏は拒まずに受け入れる。
このまま先にも進めそうな程。


「本……、そろそろ、探さないと……」

唇を離し、掠れた声で囁いたのは瑠夜の方。
焦らす訳でもなくて踏み止まる為。

和宏との間を隔てる一線。

押し倒さないのは、何も場所の所為だけではなかった。
気持ちが逸れば刺さる棘。
まだ痛みに耐えて乗り越えるには、臆病になる。
身体だけの話ではなくて。

和宏も図書館に来た目的を思い出したのだろう。
潤んだ瞳を逸らして、頷いた。


落ちた本は閉じられて、カーペットの上。
拾い上げてみても痛んだ様子は無さそうである。
とりあえず、借りる物は一つ決まった。

他にも良さそうな本を見つけて手を伸ばしたが、一番上の棚。
小柄な瑠夜には寸前で届かない。
その時、隣から一回り大きな手が背表紙を掴んだ。
目当ての本を差し出してくれたのは和宏。

「あ、すみません……」
「全然良いって、こんなくらい。」

思わず頭を下げたら、まだ少し染まった顔で和宏が微笑んだ。
控えめのクーラーに慣れると少し暑い。
先程まで熱を分け合っていたのだから尚更に。
下げ気味の眼鏡は、浮いた汗で滑って落ちる寸前。


引き上げて直してあげるついで。
精一杯の背伸びで、瑠夜が鼻の頭の汗を舐め上げた。

驚いて大きくなる瞳、再び頬の朱色が濃さを増す。
叱ったって良いのに。
軽く歪んだ後、唇からくすくす照れ笑い。

「瑠夜、犬みたい。」

本当は狼かもしれないのに。

まだ和宏が知らないだけで。
好機を計って成り損ねただけで。



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== Comment ==

食べられたい林檎
瑠夜と交わすキスは何度目だろう
「友達」だって思っていたけれどこの気持ちはそうじゃない
唇を重ねるたびに何とも言えない気持になる

だけど

瑠夜はいつも唇を離すと何もなかったような顔をする
俺の心がどれだけ熱くなっていても
その相手の表情で言葉を聞いて熱を冷まさなきゃって想ってしまう

高い場所の本を手に瑠夜へ差し出したのは
俺からのキッカケ
以前ならこれは普通の「親切」だったんだと思う

けど

一つの行動を少しでも一緒にやりたく思うから
本をキッカケに瑠夜の手に触れる

こういうの…
瑠夜に知られたい気もするけど
知られるには恥ずかしいし気まずい

だからいつもみたいに微笑み返す

「瑠夜、犬みたい」

林檎のように赤く染まった顔は今更だけど
自分を林檎って…犬は林檎食べるっけ?

***

久々に失礼します><
こちらの更新は止まったままなのですが
和宏側の心情もね時々描くべきだろうと此処で失礼します!
瑠夜君の寸止めにニヨニヨしっぱなしなのですがw二人とも可愛いったらもう♪
徐々に甘い二人を見守りたくて堪りません!
しかし…狼は果たしてどっちなんでしょうね?意外と和宏が…なんてww
クーラーの効いた場所で火照る二人が堪りませんでした!
林檎が育つまで
こんなにも熱くなっているのに。
「好き」の気持ちは確かに持っているのに。
それは和も僕も互いに同じ筈。

でも、恋人同士じゃない。

和にとっての「友達」の一人でしかないのは嫌だった。
その他大勢と一緒にされてしまうくらいなら、最初から要らない。

だからあの時、想いを告げて賭けた。
和に突き付けた選択肢二つ。
終わりにするか、これからも一緒に居るか。

残酷だったと思うけれど、そうでもしないと何も変わらなかっただろう。
振られていたとしたら、もう友達に戻れない。
僕に感情があるから。
蓋をして、都合良く忘れてしまう事など出来なかった。

昔から感情を表すのは苦手分野。
無表情の下、こんな事を考えているなんて和は多分知らない。
僕だって見掛けほど余裕がある訳じゃないんですよ?

もうずっと曖昧なままキスを重ねている。
関係をはっきりさせたい気持ちもあれど、これはこれでも構わない。

きつく吸えば、濡れた唇は果実が熟すように赤くなる。
此処も、吐息も、頭が痺れるほど甘い。
そう感じているのも、同じであって欲しいと密かに願う。

これが恋だと自覚しないうちから、糖度を教え込む。

他の誰かでは味わえない事を。
ただの恋よりもずっと深く、消えない場所に。

まだ、牙を立てる前に。

***

瑠夜に対する和君の気持ちも、最初より大きくなってますね…!
ゆっくりでも着実に変化していく様が (´Д`*)
甘ーい中で育てていけば良いのですv
寸止めを繰り返してますが、残さず食べる気はあるみたいです瑠夜(笑)。
和君に対して、強引とかその場勢いじゃ嫌なので見計らってるだけなのです。
狼…和君が、てのも萌えますな!
この二人はこーゆーのもアリだからこそ良いカップリングかとv





        
 
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